2014年03月20日
既製品のカーテンは、大量生産の為比較的安く、当日持ち帰ることが出来るので手軽です。しかし、規格に合わせた大きさしかない為、現在多用な形やサイズの窓に対応できないことがあります。
一方、オーダーカーテンなら1cm単位で注文でき、豊富な色柄から選ぶことが出来る為、窓辺の演出にこだわりたい方でしたら、オーダーカーテンをお奨めいたします。
今回は、そんなオーダーカーテンを注文する際の採寸方法をご紹介します。覚えておくと大変便利ですので、是非ご活用ください。
カーテンの生地は、100cm、120cmなどのcm単位で販売されており、これを裁切(たちぎれ)し、縫製して1枚のカーテンに仕上げます。カーテンは、プリーツを取ったり丈方向の縫い代を取るために、実際に完成した状態の寸法(仕上がり寸法)より、2~3倍の布地が必要になります。
その計算方法は、以下の方法が一般的で、これにより必要な生地の長さ(要尺と言います)を求めます。
腰窓の場合
●仕上がり丈: カーテンレールランナーの穴下から窓枠の下までの長さ + 15~20cm
掃き出し窓の場合
●仕上がり丈: カーテンレールランナーの穴下から窓枠の下までの長さ - 1~2cm
要尺とは、生地の使用数量(幅×丈)のことです。本項目では、カーテンの要尺計算について紹介します。
◎要尺計算の基本
幅方向の必要寸法:採寸の段階で決めた間口に、プリーツのとり方や形状によって、次の倍率を掛けて生地の幅数がいくつあれば良いかを求めます。
丈方向の必要寸法:カーテンの仕切り丈に上下の折り返し分を足します。これが裁断寸法です。
以上の「幅寸法」と「裁断寸法」を掛けた数値が要尺(生地の使用量)となります。
<例>
カーテンの必要幅:幅100cmのカーテンを仕上がり幅180cm・ひだ倍率2倍とすると、
カーテンの必要丈:一般的には、仕上がり寸法に対して、上下の折り返しを約40cmほど見ます。