カーテンの種類 ~機能や特徴2~

2014年03月20日

前回に引き続き、カーテンの種類と特徴のお話です。カーテンを種類別に分類、その特徴を比較して紹介します。

ドレープカーテン

ドレープカーテンは、厚手の布による重厚なカーテンの事を言い、柄物が主流で、素材はアクリル製のものが最も多いです。ちなみに、ドレープという言葉には、「ひだのゆったり生じる垂れ布」という意味合いがありますので、生地の「ドレープ性が高い」とは、ゆったりとしたひだが生じ、ドレープに適した生地であることを表しています。

ドレープカーテンの特徴

レースカーテン

柔らかく優美で透過性があります。編機で編んだものが多く、装飾効果が大きいのが特徴。ドレープカーテンと2重掛けすることが多いです。素材はポリエステルが多用されます。ちなみに、編み方によって「縦編み」「横編み」「マル編み」などの種類がありますが、収縮性が最も小さく、寸法安定性の良い「縦編み」が最も多く使われています。

レースカーテンの特徴

ケースメント

ドレープとレースの中間的なもので、透かしと織りで透光機能を持ちます。レースカーテンと比較すると、比較的太い糸で粗く織ったものが多く、素材はポリエステルやアクリル素材が多用されます。
透光性とともに、カーテンそのものの存在感を楽しむ性格のもの。外部からの視線を気にしない場所に1重で掛ける場合が多いです。

ケースメントの特徴

プリントカーテン

ドレープの一種。熱や編による柄ではなく、捺染(プリント)によって柄を出したもの。素材はポリエステルなどの平織りが多いです。

プリントカーテンの特徴

シアーカーテン

新しい使い方を前提とした、透光性のある薄い織物によるカーテン。薄手の平織りの生地が使用され、レースのように編物ではありません。使い方はレースカーテンのようにドレープカーテンと2重掛けする場合が多いですが、レースより透過性が少ないので、ドレープカーテンのように単独で使用される場合もあります。

プリントカーテンの特徴

特殊カーテン

通常のカーテン機能の一部を強化したり、追加で機能を付け加えたもの。断熱カーテン、抗菌カーテン、防臭カーテンなどがあります。

特殊カーテンの特徴