2014年03月18日
机、テーブルを選ぶ際は、そこで行う作業(行為)を果たせるような大きさ、高さ、強度などが求められます。
今回は、特に机の大きさ(幅)、高さに焦点を当てて解説していきます。椅子とセットで考えることで、より理解が深まりますので、前回の記事『良い椅子の選び方』も併せてご覧ください。
○大きさ
甲板の大きさは、まず使用する人数と、そこで行う作業(行為)を踏まえて決定します。
テーブルの基本的な幅寸法は、
と考えると良いです。
机などの高さは、作業のしやすさを左右する重要なポイントです。もちろん机だけではなく、椅子の高さも併せて検討しなければなりません。
まず、椅子の高さが決まり、それに従って机などの高さが決まります。つまり机などの高さも、椅子の座位基準点(参照記事:良い椅子の選び方)が原点となります。
上の図をご覧ください。座位基準点から机の上面までの高さを差尺と言い、この数値により机の高さが決定します。
作業や食事がしやすい差尺の公式は、
になります。一般的は成人男性の差尺は280㎜~300㎜程度、女性の場合は270㎜~290㎜程度になり、成人の差尺は300㎜よりやや低い数値と覚えておくと便利です。
一般的な椅子の高さが約400㎜、差尺が約300㎜となれば、一般的な机の高さは700㎜程度が調度良いことになります。
※実際事務机の高さの基準としてJIS(日本工業規格)では670㎜と700㎜の2種類を定めています。
いかがでしたでしょうか。テーブルを選ぶ際はもちろん、DIYでオリジナルのテーブルを作る際も役立ちますので、是非参考になさってください。